- 車検はどこでやっても同じ?
- 車検を受けるおすすめの場所ってあるの?
このように考えている人もいるのではないでしょうか。
結論からいいますと、車検はどこでやっても同じというのは「半分正解で半分間違い」です。
たしかに、基本的な検査項目は法律で決まっているので、どこに依頼しても同じです。
しかしながら、場所によって以下の点が異なるので、「後悔しない場所選び」が重要となってきます。
- 整備担当者の技術力
- 交換部品が純正品か否か
- 車検に対する考え方
そこでこの記事では、車検を受けられる5つの場所と目的別でおすすめの依頼先を、ドライブ好きの私が解説します。
車検を受ける場所で悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
ざっくりまとめてみた
場所 | 値段 | 技術力 | アフターサービス | かかる日数 |
---|---|---|---|---|
ディーラー | △ | ◎ | ◎ | 2~3日 |
自動車整備工場 | 〇 | ◎ | ◎ | 2~3日 ※指定工場だと1日 |
車検専門店 | ◎ | 〇 | △ | 数時間 |
カー用品店 | ◎ | △ | 〇 | 数時間~1日 |
ガソリンスタンド | ◎ | △ | 〇 | 2~3日 |
- 機械工学出身、元自動車部品メーカー勤務
- 愛車で関西から北海道まで行くほどのドライブ好き
- 愛車遍歴:FD2シビック ⇒ GDBインプレッサ×2 ⇒ マーチニスモS
車検はどこでやっても同じというのは半分間違い!3つの違うポイント

最初に紹介したように、車検の基本的な検査項目はどこでやっても同じです。
しかし、受ける場所によって以下の3つが異なります。
- 整備担当者の技術力
- 交換部品が純正品か否か
- 車検に対する考え方
それぞれ簡単に紹介しますね。
整備担当者の技術力
整備担当者の技術力は、依頼する場所によって異なります。
例えばディーラーは、整備方法やノウハウ、マニュアルが豊富なため、クオリティーが高いケースが多いです。
一方、カー用品店やガソリンスタンドは本来車検の店ではないので、みんながみんな技術力があるとはいえません。
ただし、お店や担当者による個々の差はあります。
あくまで「目安」程度に考えておきましょう。
交換部品が純正品か否か
交換部品が純正品か否かも、大きく異なるポイントです。
ディーラーで車検を受けると、原則純正部品と交換できます。
「社外品は不安……」と思っている人にとっては安心でしょう。
一方で、純正品は値段が高いことも多いです。
ある程度車に詳しかったり、社外品でもあまり気にしなかったりする人は、ディーラー以外を選んでもいいでしょう。
車検に対する考え方
車検に対する考え方も、以下のように場所によって大きく異なります。
- 次の車検まで不具合なく走れるかどうか
- 今回の車検に通るかどうか
ディーラーや自動車整備工場は「次の車検まで安全に走れること」を心がけてます。
そのため、次の車検までに壊れそうな部品は早めに交換したり、万が一車検後に不具合が出たときに対応してくれたりします。
一方で、車検専門店は「今回の車検に通すこと」が主な目的です。
ただ、その分値段が安いので「少しでもオトクに検査したい」という人にはありがたいでしょう。

値段を取るか、安心感を取るかのせめぎ合いになりそうですね。
車検はどこで受けられる?


そんな車検はどこで受けられるのでしょうか?
以下の5ヶ所について、それぞれの特徴を紹介します。
- ディーラー
- 自動車整備工場
- 車検販売店
- カー用品店
- ガソリンスタンド
①:ディーラー
1つ目は、多くの方が選択肢に入れるであろう「ディーラー」です。
メリット
- 高い技術力を持っている人が多い
- 新品の純正部品と交換してもらえる
- 売却時に値段がつきやすい
デメリット
- 車検費用が高い
- 旧車の場合断られることも……
ディーラーで車検を受けるメリットは、なんといっても「安心感」です。
社内教育やマニュアルが充実していたり、自社メーカーの車を長年整備してきた実績だったりで、技術力は高い傾向にあります。
加えて、車検後にトラブルが発生しても対応してもらえるので、安心して車に乗れるでしょう。
とはいえ、そのぶん値段も高いのがディーラーの特徴です。
「少しでも車検の費用を抑えたい」という人は、別の場所で受けたほうがいいでしょう。
②:自動車整備工場
2つ目は、街中にある「自動車整備工場」です。
メリット
- 幅広い車種に対応している
- 技術力は高い傾向にある
- ディーラーよりは価格が安い
デメリット
- 一部、技術力のない工場もある
- 工場によって車検にかかる日数が異なる
整備工場のメリットは、「技術力の高さと価格の安さ」です。
というのも、交換部品が出たときにディーラーなら新品に即交換ですが、
- 良い部品であれば社外品の取り付けもできる
- 修理可能な部品は修理で対応
といったように柔軟に応じてもらえるためです。
もし自宅近くに評判の良い整備工場があれば、1度話を聞いてみると良いでしょう。
一方で、整備工場には以下の2種類があり、車検にかかる日数が異なります。
- 認証工場:車検場に持ち込んで検査を受ける ⇒ 数日かかる
- 指定工場:自社に検査ラインがある ⇒ 1日で終わることもある
車検の期限がギリギリなどで急ぐ場合は、指定工場を選びましょう。
③:車検専門店
3つ目は、車検のコバックやアップル車検などを筆頭としたの「車検専門店」です。
メリット
- 一定品質の整備が受けられる
- 費用を安く抑えられる
- 車検にかかる期間が短い
デメリット
- 部品交換は車検に必要な最低限のみ
- 修理の対応ができない部品もある
車検専門店で車検を受けると、低価格かつ短期間で車検を受けられます。
それでいて、フランチャイズ店舗だとある程度の品質が担保されているので、車検に関しては安心して任せられるでしょう。
一方で、車検を通すための整備以外は原則行われません。
ディーラーや整備工場では、次の車検まで安全に乗れるかを見越して整備してもらえますが、車検専門店は「今回の車検に通るかどうか」が整備の基準となるため。
車検は「国が安全に車を走行できるとしている基準」なので気にしなくてもいいかもしれませんが、心配性の人は避けた方がいいでしょう。
④:カー用品店
4つ目は「オートバックス車検」などに代表される「カー用品店」です。
メリット
- ディーラーより安い
- 不適合部品の交換がスムーズ
- ポイントを貯められる
デメリット
- 指定工場の店舗でなければ日数がかかる
- 技術力は担当整備士によって異なる
- 社外品への交換が前提
カー用品店で車検を受けると、不適合部品の交換がスムーズに行えます。
お店の中で車検適合の社外品がたくさん販売されているので、「取り寄せなどで予定日から遅れる……」といったことはあまりないでしょう。
一方で、技術は担当整備士によってピンキリです。
「整備士ガチャ」を避けたい人は、カー用品店で車検を依頼しない方がいいでしょう。
⑤:ガソリンスタンド
5つ目は「ガソリンスタンド」です。
メリット
- ディーラーより安い
- 24時間受付している店舗もある
- ガソリン代割引などの特典を受けられる
デメリット
- 車検に日数がかかるケースがほとんど
- 技術力は担当整備士によって異なる
- 代車のサービスがないところもある
ガソリンスタンドの車検は、給油のついでに見積もりが取れたり、24時間受け付けしている店舗があったりと「気軽さ」が魅力です。
仕事などが忙しくなかなか時間が取れない、という人でも車検の手続きを行いやすいでしょう。
一方で、ほとんどのガソリンスタンドには車検設備がなく、検査に数日かかります。
なるべく早く車検を受けたい人は、車検専門店を利用したほうが良いでしょう。
【パターン別】車検を受けるのにおすすめの場所


最後に、以下のパターンに分けて、車検を受けるのにおすすめの場所を紹介します。
- お金をかけてでも安心を得たい人
- 少しでも安く抑えたい人
- 急ぎで終わらせたい人
お金をかけてでも安心を得たい人
安心感を重視したい人は「ディーラー」もしくは「自動車整備工場」がおすすめです。
というのも、この2つは技術力が高い傾向にあったり、次の車検まで安全に乗れることを見越して部品を交換してくれたりするためです。



そのぶん値段はかかりますが、安心感はプライスレスですからね。
ぼくはお金をかけてでも安心を得たい派の人間なので、ディーラーや整備工場に預けています。
少しでも安く抑えたい人
続いて、少しでも安く抑えたい人におすすめなのが「車検専門店」「カー用品店」「ガソリンスタンド」のいずれかがおすすめです。
特に普段から定期的にメンテナンスをしている人や、新車で購入して1回目の車検という人だと「次の車検までに壊れるかも」という不安も少ないでしょう。



普段の整備を整備工場にお願いし、車検は安いところにして費用を抑える。まれにこんな使い方をしている人もいます。
そのなかで自分に合ったサービスを検討したい人は、EPARK車検の活用がおすすめです。
おすすめの理由
- 郵便番号検索を使って、近くで車検を受けられる場所がわかる
- サイトから無料で見積もりが取れる
- サイトからの申し込み者限定のクーポンが使えてオトク



利用すると検索から申し込みまでスムーズにできるので、探す手間が省けます。ありがたいですね!
急ぎで終わらせたい人
急ぎで終わらせたい人は「車検専門店」もしくは「自動車整備工場の指定工場」を選びましょう。
特に車検専門店では、数時間あれば終わるというサービスもあります。
そのぶん整備は超最低限ですが、車検期日ギリギリの人はそういったサービスを利用するのが良いでしょう。
まとめ:車検はどこでやっても同じなのは半分間違い


この記事では、車検はどこでやっても同じなのかという疑問に答えました。
【結論】車検はどこでやっても同じというのは半分間違い
車検をする場所によって違うポイント
- 整備担当者の技術力
- 交換部品が純正品か否か
- 車検に対する考え方
車検を受けられる場所
- ディーラー
- 自動車整備工場
- 車検販売店
- カー用品店
- ガソリンスタンド
場所 | 値段 | 技術力 | アフターサービス | かかる日数 |
---|---|---|---|---|
ディーラー | △ | ◎ | ◎ | 2~3日 |
自動車整備工場 | 〇 | ◎ | ◎ | 2~3日 ※指定工場だと1日 |
車検専門店 | ◎ | 〇 | △ | 数時間 |
カー用品店 | ◎ | △ | 〇 | 数時間~1日 |
ガソリンスタンド | ◎ | △ | 〇 | 2~3日 |
車検の検査項目自体はどこで受けても同じです。
しかし、この記事で紹介したように違う部分も多く、特に「車検に対する考え方」と「値段」は大きく異なります。
安心感を取るか、安さを取るか。
ぜひ、あなたが後悔しない方を選んでくださいね!
そのうえで、車検専門店や車検対応のガソリンスタンド、カー用品店を探したい人は、EPARK車検を活用しましょう。
郵便番号検索ですぐに見つかりその場で見積もりも取れるので、スムーズに車検を申し込めますよ!
この記事が、車検を受ける場所選びのヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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