愛車が盗難されても保険はおりないって本当?
このように不安に感じる人もいるのではないでしょうか。
悲しいかな、車両盗難件数に対し、保険金が支払われた件数は2割。
特に以下の3つのどれかに当てはまれば、保険金が支払われません。
- 盗難が補償対象外の保険に入っている
- 盗難された側に過失がある
- 盗難された車が見つかる
この記事では、愛車が盗難されても保険がおりないという実態と、その対策を紹介します。
- 機械工学出身、元自動車部品メーカー勤務
- 愛車で関西から北海道まで行くほどのドライブ好き
- 愛車遍歴や様子は別ブログにて公開中!
愛車が盗難されても保険はおりないって本当?

最初に紹介したように、愛車が盗難されてもほとんどの場合保険はおりないです。
実際のデータから、状況を紐解いていきましょう。
令和3年度の犯罪統計によりますと、1月~12月の間で発生した自動車窃盗は5,182件。
2019年が7,143件だったことから、窃盗件数自体は減少傾向にあるといえます。
一方で、一般社団法人日本損害保険協会の調査によれば、令和3年度に自動車窃盗で保険金を支払った件数は、たったの931件。
単純計算では約2割しか支払われていません。
もちろん、車両保険や盗難保険に入っていない人も含んだデータですが、支払われない可能性が大いにあるのはおわかりいただけたでしょう。
愛車が盗難されても保険がおりない3つのケース

愛車が盗難されても、車両保険がおりないケースは以下の3つです。
- 盗難が補償対象外の保険に入っている
- 盗難された側に過失がある
- 盗難された車が見つかる
ケース①:盗難が補償対象外の保険に入っている
意外と多いのが「補償対象外」のケースです。
そもそも車両保険に入っていなければ、盗難で保険金が支払われることはありません。
任意保険ではなく「車両保険」ですので、間違えないように注意しましょう。
また、車両保険に入っていても「盗難対象外特約」に入っていれば支払われません。
特約を入れていないかどうか、保険証券などで1度確認しましょう。
ケース②:盗難された側に過失がある
2つ目は「盗難された側に過失がある」ケースです。
具体的には、以下のような状況で盗まれたときが当てはまります。
- エンジンをかけたままコンビニに行った
- 窓を開けたまま駐車場に止めていた
- カギをかけるのを忘れた
このようなとき、あなたにも過失があると判断されます。
もちろん、盗んだ側が悪いんですが……悲しいことに保険金が出ない可能性は高いですね。
ケース③:盗難された車が見つかる
3つ目は「盗難された車が見つかった」ケースです。
盗難されたとき、保険金が下りるまで1ヶ月の待機期間があります。
この期間中に車両が見つかった場合、保険金はフルで支払われないので注意しましょう。
かといって、全く支払われないわけではありません。
鍵の破壊やその時についたキズなどの修理費は補償されます。安心してくださいね!
愛車が盗難されて保険がおりない状態を防ぐには?

愛車が盗難されて保険がおりない状態を防ぐには、以下のようなことを心がけましょう。
- 車両保険に入る
- しっかり防犯対策をする
①:車両保険に入る
まずは「車両保険に入る」ことです。
先ほども紹介したように、盗難された時点で車両保険に入っていなければ補償されません。
盗難が不安な人は、車両保険に加入しましょう。
保険料は毎月数千円上がりますが、盗難されたとしても補償されるという安心感はプライスレスですからね!

②:しっかり防犯対策する
2つ目は「しっかり防犯対策する」ことです。
そもそも論にはなりますが、盗まれないにこしたことはありません。
日ごろからしっかりと防犯対策をしましょう。
- 少しの停車でもエンジンを切って施錠する
- 貴重品やカバンを車内に放置しない
- 防犯カメラや照明のある駐車場に止める
特に、ちょっとコンビニ行くだけだといってエンジンかけっぱなしで車から離れるのは危険です。
盗まれる可能性が高まりますし、あなたに過失があると判断され保険金がおりないので、絶対にやめましょう。
また、窃盗件数の多い車種に乗っている人は、ハンドルロックやカーセキュリティーなどできる限りの対策を行いましょう。

私もGDBインプレッサに乗っていたころ、最大限の対策をしていました。
まとめ:愛車が盗難されて保険がおりない事態を防ごう


この記事では、愛車が盗難されて保険がおりない3つのケースと、できる対策について紹介しました。
【結論】愛車が盗難されたときに保険金がおりないケースは多い!
愛車が盗難されたとき保険金がおりない3つのケース
- 盗難が補償対象外の保険に入っている
- 盗難された側に過失がある
- 盗難された車が見つかる
愛車が盗難されたときに保険金がおりないのを防ぐには?
- 車両保険に入る
- しっかり防犯対策をする
盗難されたときに保険金がおりないケースに当てはまると、盗まれたとしても1円たりとも補償されません。
悲しい思いをしないためにも、十分注意しましょう。
特に「任意保険のなかの『車両保険』でないと補償されない」のは絶対忘れないでくださいね!
一方、ほとんどの車種では、車両保険に加入すると保険料が数千円上がります。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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