- 自動車保険に新しく入るけど、いらない補償ってあるの?
- 逆に必要な保障があれば知りたい
このように悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたに向けて大阪から北海道までマイカーでいくほどドライブ好きの筆者が、本当に必要な保障を本音で紹介します。
最後まで読めば、いざというときに困ることなく、かつ維持費を抑えながらカーライフを楽しめますよ!
- 機械工学出身、元自動車部品メーカー勤務
- 愛車で関西から北海道まで行くほどのドライブ好き
- 愛車遍歴:FD2シビック ⇒ GDBインプレッサ×2 ⇒ マーチニスモS
自動車保険でいらない補償

自動車保険でいらない補償は、車の状態や他の保険の加入状況などによって異なります。
この章で詳しく見ていきましょう。
車両保険
まずは車両保険です。
車両保険は以下のような人だと補償される金額が安く、補償額より修理費のほうが高くなるかもしれません。
- 初年度登録から年数が経っている車
- 長年乗っている車
一方で以下のような状況の人は、いざという時に車両保険が役に立つでしょう。
- 新車を購入した人
- ローンが残っている人
- プレミア価格がついている経年車
詳しくは車両保険を外すタイミングっていつ?注意点とあわせて解説の記事で解説していますので、気になった方はぜひご覧ください!
個人賠償責任保険特約
次に「個人賠償責任保険特約」です。
個人賠償責任特約とは、以下のような「自動車以外で賠償」を補償する特約のこと。
- 自転車で人をはねてしまった
- 飼い犬が人を噛んでケガさせてしまった
- ボール遊びで他人の家のガラスを割ってしまった
最近では自転車保険の加入も義務化され、入るかどうか迷う方もいるでしょう。
しかしながら、損害保険など「別の保険で補償されていた」というケースも意外と多いもの。
自動車保険以外で同じような補償内容のものがないか、一度確認しましょう。
私も別の保険で加入していたので、自動車保険では外しています。
(数年前まで二重に入ってました……)
車内身の回り品特約
最後に「車内身の回り品特約」です。
車内身の回り品特約は、以下のように積載中のものやキャリアに固定したものの損傷を補償する特約です。
- 食器を買った帰りに事故に巻き込まれて割れてしまった
- 車上荒らしで車内に置いていたカメラが盗まれた
- キャリアにスキー板を載せていた時、事故に巻き込まれて破損した
よく旅行に行く人にとってはありがたいかもしれませんが……。
旅行保険や損害保険などと被っている場合も多いです。
追加する前に既に別のサービスで入っていないかどうか確かめましょう。
また「カーナビの車上荒らし」の補償は車両保険となります。
車内身の回り品特約では補償されないので注意しましょう。
これだけはあった方がいい!自動車保険で最低限必要な保障

一方で、自動車保険で最低限必要な保障は5つあります。
- 対人賠償
- 対物賠償
- 人身傷害補償
- 無保険車傷害保険
- 弁護士費用特約
それぞれ詳しく見ていきましょう。
対人賠償
まずは「対人賠償」です。
対人賠償は、事故によって相手を死傷させてしまったときに相手方の治療費や慰謝料を補償する制度です。
いくつか補償金額の上限を選べますが、「無制限」にすることを強くおすすめします。
というのも相手を死亡させてしまったり、重度の後遺症を負わせたりした場合、休業損害や慰謝料を含めて数億円になることもあるからです。
事故をしないに越したことはないですが、何が起こるかわかりませんからね。
対物賠償
続いて「対物補償」です。
対物補償とは、事故により相手の車やフェンス、電柱などを壊してしまった場合に、修理費などを補償する制度です。
対人補償と同じくいくつか金額を選べますが、こちらも「無制限」を強くおすすめします。
例えばアクセルとブレーキを踏み間違えて店舗に突っ込んだ場合、修理費だけでなく休業補償なども支払う必要があり、高額になるからです。
「対人対物は無制限で」と覚えておきましょう。
人身傷害補償
「人身傷害補償」も必要な保障の1つです。
人身傷害補償は、自分もしくは同乗者が死傷した時に、実際の損害額に対して保険金が支払われる制度。
対人補償は「事故相手に対する制度」なので、自分が加害者になった事故でも治療費をカバーできるよう、人身傷害補償も忘れず入っておきましょう。
ただし、生命保険に入っている人は「死亡時の補償を生命保険でカバーし、人身傷害は最低限の補償金額にする」といった方法もあります。
どこまでを生命保険の範囲にするのか、考えてから申し込みましょう。
また、似たような内容で「搭乗者傷害保険」があります。
こちらは「人身傷害補償とは別で保険金が支払われる制度」で、金額が決まっていてすばやく支払われるのが特徴です。
必要かどうかよく考えてから申し込みましょう。
無保険車傷害保険
個人的におすすめしたいのが「無保険車傷害保険」です。
事故相手が無保険だった……という人も、悲しいかな一定数います。
「ぶつけられた相手が無保険だった……これから戦わないと……」といった声を知り合い何人かから聞いたことがあるほどです。
死亡もしくは後遺障害を負った場合のみの補償とはなりますが、いざという時のために入っておくことをおすすめします。
ただし、最近では「保険を申し込んだ時点でついている会社も多い」とのことです。
これから申し込むサービスについているかどうか、一度確認しましょう。
弁護士費用特約
最後に「弁護士費用特約」です。
弁護士費用特約とは「自動車に関わる人身事故や物損事故で、損害賠償請求に必要な弁護士費用を補償する制度」のこと。
つまり、自動車での事故はもちろん、徒歩や自転車で車にひかれたときでも利用できます。
また、保険会社によっては、日常的なトラブルで依頼する弁護士費用を補償してくれることも!
トラブルに巻き込まれたときに泣き寝入りしないよう、ぜひ加入することをおすすめします。
まとめ:自動車保険のいらない補償と必要な保障を見極めて、維持費を抑えよう

この記事では、自動車保険でいらない補償と必要な保障を紹介しました。
自動車保険でいらない補償(それぞれ条件あり)
- 車両保険
- 個人賠償責任特約
- 車内身の回り品特約
自動車保険で必要な保障
- 対人賠償(無制限)
- 対物賠償(無制限)
- 人身傷害補償
- 無保険車傷害保険
- 弁護士費用特約
自動車保険でいらない補償の理由は「金額が安く十分に保証されない」もしくは「損害保険など、他の保険などと被っている」のどちらかです。
この記事で紹介した補償以外で迷うことがあれば、先ほどのどちらかに当てはまらないか確認して選びましょう。
ただし、必要な5つの保障に関しては入っておくことを強くおすすめします。
どんなに運転がうまくても、事故をしない・巻き込まれないという保証はないですからね。
とはいえ、少しでも保険料は抑えたいですよね。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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