車両保険はエコノミー型で十分なんじゃないの?
このように感じている方もいるはずです。
しかし、ただ単に「安いから」という理由だけでエコノミー型にするのは早計です。
というのも、以下のように、エコノミー型で補償できないトラブルもたくさんあるから。
補償内容 | 一般型 | エコノミー型 |
---|---|---|
他車との接触・衝突 | 〇 | 〇 ※ |
落書き・いたずら | 〇 | 〇 |
車両盗難 | 〇 | 〇 |
台風・竜巻 洪水・高潮 | 〇 | 〇 |
ひょう・あられ | 〇 | 〇 |
火災 | 〇 | 〇 |
当て逃げ | 〇 | × |
転覆・墜落 | 〇 | × |
単独事故 | 〇 | × |
自転車との接触 | 〇 | × |
※…相手の車両番号を確認できたときだけが対象
とはいえ、補償内容が不安で「一般型」を選んだとしても、インズウェブのような「自動車保険一括見積もりサービス」を活用すれば費用を抑えることができます。
そこでこの記事では、エコノミー型と一般型を徹底比較し、それぞれおすすめの人を紹介します。
最後まで読むと、どちらが自分に合っているかがわかりますよ!
- 機械工学出身、元自動車部品メーカー勤務
- 愛車で関西から北海道まで行くほどのドライブ好き
- 愛車遍歴や様子は別ブログにて公開中!
車両保険はエコノミー型で十分?比較してみた

車両保険はエコノミー型で十分かどうか、補償内容や保険料、使える状況などをこの章で比較しました。
補償内容
まずは「補償内容」についてです。
最初に紹介しましたが、改めてもう1度比較表を見てみましょう。
補償内容 | 一般型 | エコノミー型 |
---|---|---|
他車との接触・衝突 | 〇 | 〇 ※ |
落書き・いたずら | 〇 | 〇 |
車両盗難 | 〇 | 〇 |
台風・竜巻 洪水・高潮 | 〇 | 〇 |
ひょう・あられ | 〇 | 〇 |
火災 | 〇 | 〇 |
当て逃げ | 〇 | × |
転覆・墜落 | 〇 | × |
単独事故 | 〇 | × |
自転車との接触 | 〇 | × |
※…相手の車両番号を確認できたときだけが対象
エコノミー型は自然災害や車両盗難、車同士の事故(相手が特定できた時に限る)といったように「相手がある場合」のみ保障されます。
そのため、自損事故や転覆・転落は補償の対象外となるので、運転に自信のない方は不安になるかもしれません。
保険料
続いて、気になる方も多いであろう保険料です。
チューリッヒの公式サイトによれば、エコノミー型と一般型の保険料は年間で以下となります。
車種 | エコノミー型 | 一般型 | 差額 |
---|---|---|---|
N-BOX | 109,170円 | 134,570円 | 25,400円 |
フリード | 112,860円 | 169,870円 | 57,010円 |
シエンタ | 108,940円 | 162,930円 | 53,990円 |
【契約内容・条件など】
保険始期日:2022年7月1日|対人賠償:無制限|対物賠償:5,000万円|対物超過特約:無制限|無保険車傷害(人身傷害保険にて無制限で補償)|人身傷害保険(車内・車外補償):3,000万円|人身傷害定額払保険:1,000万円|免責ゼロ特約:なし|車内身の回り品特約:最高10万円(免責金額1事故につき5,000円)|ファミリーケア特別見舞金特約:あり|他車運転危険補償特約(人傷型):あり|被害者救済費用補償特約:あり|初度登録年月:2022年7月|使用目的:日常・レジャー|年間予定走行距離:3,000km以下|福岡在住|記名被保険者年齢:22歳|21歳以上補償特約|男性|ブルー免許|ノンフリート等級:6等級|運転者本人・ 配偶者限定特約
引用元:チューリッヒ公式サイト
元の保険料が高いのは、等級や特約などの影響も大きいですが……年間で数万円違うのは、正直お財布に痛いですよね。

安さだけでエコノミー特約を選びたくなるのもわかります……。
使える状況
一般型で補償されて、エコノミー型で補償されないのは、以下のようなケースです。
- 車庫入れの失敗
- 電柱に衝突
- 山道で崖から転落
- 自転車との接触
- 当て逃げ
特に「当て逃げで補償されない」のは注意すべきポイント。
以前、当て逃げはドラレコがあっても捕まらないのはダウト!経験談を交えて紹介という記事を書きましたが、「証拠が少ない」という理由などで捕まらないケースもゼロとは言えません。
自分に非がないのに修理費は自腹……なんて悔しいですよね。
そんな思いをしたくない人は、一般型を選んだ方がいいでしょう。
余談ですが、一般型、エコノミー型ともに地震や噴火、津波は補償の対象外です。注意してくださいね。
車両保険がエコノミー型で十分な人・そうでない人


ここまでの内容を踏まえて、車両保険がエコノミー型で十分な人とそうでない人を紹介します。
エコノミー型で十分な人
以下のような人は、エコノミー型で十分だと言えます。
- 運転に慣れている人
- 車のローンがない人
- 車に乗る頻度があまり多くない人
- 車両保険の補償金額が安い人(10年落ちの車など)
エコノミー型だと不十分な人
一方で、以下のような人が安さだけでエコノミー型を選ぶと、後悔する可能性が高いです。
- 運転にあまり慣れていない人
- ローンが残っている人
- 通勤や買い物で車を使う人(当て逃げされるリスクがある)
- 新車など補償額が高い車に乗っている人
車両保険がエコノミー型で十分じゃなかったときに費用を抑える方法


車両保険がエコノミー型で不十分だったとしても、維持費はなるべく抑えたいですよね。
そんなあなたにおすすめなのが「自動車保険一括見積もりサービスの活用」です。
- 車や運転者の情報を入力しただけで、保険料の見積もりができる
- 複数社の保険料を同時に見積もれるので、価格の比較がしやすい
- 時間帯を問わず見積もりできる
一括見積サービスは数多くありますが、なかでも当ブログでおすすめしたいサービス3つを表にまとめました。
インズウェブ | 保険スクエアbang! | 価格.com自動車保険 | |
---|---|---|---|
取り扱っている 保険会社の数 | 20社 | 16社 | 17社 |
利用者数 | 900万人 | 400万人 | 非公開 |
利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
特徴 | 入力から見積もり 余計な手間いらず | 初心者に優しい シンプルな入力画面 | 保険会社を ランキング形式で表示 |
詳しくは「自動車保険の一括見積もりとは?デメリットやおすすめサービスも公開します」の記事で紹介していますので、気になった方は読んでみてください!
まとめ:車両保険がエコノミー型で十分かどうかは使い方次第


この記事では、車両保険がエコノミー型で十分かどうかについて解説しました。
エコノミー型はたしかに安いですが、その分補償もかなり限られてきます。
値段だけでエコノミー型にするのではなく、「本当にエコノミー型で十分なのか」を考えてから、契約するのがおすすめです。
そのうえで一般型で上がった保険料を押さえたいという人は、「自動車保険一括見積もりサービス」を使って、少しでも安く抑えましょう!
この記事があなたにとって、後悔のない保険選びのヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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